和幸庵

庵主ごあいさつ

和幸庵は、北野天満宮、金閣寺、龍安寺、等寺院、妙心寺に囲まれた京都の閑静な地にあります。
かつての材木商が、材木の粋を極めて建てた京の小屋敷を祖父が気に入り譲り受けたと聞いております。
現在は、京都市民が残したい建物と庭園『彩』に選定され、次の段階の認定も京都市文化財保護課より頂いております。
家屋は天井や建具,おとこに特徴があり、庭には260年以上の樹齢と推定される赤松の『福龍松』と、趣のある庭石が備えられています。
祖父母や父母の想いを受け継ぎ、後世に繋ぎたい建物と庭です。

しかし、すぐ隣の『西陣』の地域は西陣織で有名だったところですが、時代の変化の中、家々からは帯を織る自動織機ばかりか、伝統文化の基本である畳そのものが消えてきているのが現状ですが、この時流を止めることはできません。形としての復活は望めないことですが、様々な日本の良さを産んできた、精神と心をしっかりと見つめて、その思いやエネルギーを継承することは可能であり、むしろ今の時流を生かした、若い世代の方も参画できる新しい大調和の文化を再構築することが急務だと考えております。

そこで和幸庵では、本格的な観世流能楽師 井上和幸先生から、カタカムナで読み解かれた能の新しい捉え方であります『宇宙まほろぼを体現する能楽』をご指南いただける機会をご用意しております。
和文化には欠かせない稽古とは、古事に照らし、良きところを繰り返し繰り返して身につけるという意味があると聞いています。まずはカタカムナと能、カタカムナ平和の詩 千人プロジェクトにお稽古の焦点を絞りまして、京都より世界へ拡げて行きたいと思っております。

カタカムナ文明とは、カタカムナ言霊伝道師 吉野信子先生が読み解かれた、超古代の戦争という概念が無かった時代のことです。 カタカムナの学びとは、平和を作り上げていた当時の人々の、想いや智慧を学ぶことです。
この度、和幸庵ではカタカムナの智慧と能楽の響き・身体技法を両輪として学んでいただける『順愛プログラム』を完成することができました。

当時の人々は、今の能楽のような言霊・音霊システムで日本語48音を愛と真言の思いを込め響かせていたと思われます。 またエネルギーを大調和に拡げていく為に舞を舞っていたと考えられます。昔は、言霊で治められた平和なコミュニティがお互いに調和し合いアジア一帯に拡がっていたのではないかと推測されています。
カタカムナの智慧と能の響きにより繋がるコミュニティの核(中心)となってくださる方々千人と出会い、それらが、世界中で繋がっていく千人プロジェクトで、一人一人が輝き,思い通りの人生を歩み、お互いが響き合って命が最も尊ばれ輝く『まほろば時代』を目指して、あなたも『まほろばー』として是非ご参加くださることを心よりお待ちしています。

和幸庵庵主 カタカムナ言霊具現師 健康能楽啓蒙家 黒田順子